佐川グローバルロジスティクスは5月31日、東京都江東区で2020年2月をめどに竣工し、順次稼働を予定している国内最大規模の物流センターに、EC事業者向けのプラットフォームセンターを新設すると発表した。
<プラットフォームセンターが入居予定の物流施設>

<オカムラのロボットストレージシステム「オートストア」>

<フジテックスとギークプラスの自動搬送ロボット「EVE」>

新センターでは、物流倉庫用の各種設備やシステム、スペースを複数のEC事業者で共同利用できる「シェアリング・フルフィルメントサービス」を展開する。
荷物の保管・梱包・搬送に業界最先端のロボットやIT機器を導入し、従来のロジスティクス業務と比べて作業効率を20%向上。また、現場で20%の省人化を実現し、作業時間の短縮にも寄与する。EC事業者は、サービスを利用することでより少ない費用負担でECビジネスを展開できるようになる。
さらに、新センターでは同一物流施設内に拠点を構える佐川急便(国内)やSGHグローバル・ジャパン(海外)のプラットフォームと連携し、国内外のEC市場に対応した配送サービスを実現。SRC(佐川急便の営業所と直結した物流施設)機能によるカットタイム・顧客受注時間の延長や輸送品質の安定化を実現でき、将来的には当日配送(即配)やリードタイム短縮、コンビニ配送の拠点化も見据えている。
■物流センターの概要
所在地:東京都江東区新砂2-3、3-3
アクセス:東京メトロ東西線「南砂町駅」徒歩4分
規模:鉄骨7階建て
延床面積:17万1315m2
三菱ロジスネクスト、eve autonomy/自動搬送ソリューションで販売協業