国際協力機構(JICA)は6月18日、フィリピンのルソン島クラークで、フィリピン政府と「ミンダナオ紛争影響地域道路ネットワーク整備事業」を対象とした2億204万米ドルを限度とする借款貸付契約に調印した。
<署名式(JICA提供)>
この事業は、ミンダナオ島紛争影響地域で都市幹線道路への接続道路を新設・改修することにより、交通・物流の円滑化や地域内外との連結性強化を図り、同地域の経済活性化と貧困削減、平和の定着を支援するもの。
2024年6月に全道路の供用開始を予定しており、完成することで主要産業である農業の輸送コスト軽減や、病院など社会サービスへのアクセス改善等、経済活性化や住民の生活向上に貢献し、平和の定着へ寄与することが期待される。