アルプス物流は7月17日、タイ現地法人のアルプス・ロジスティクス(タイ)が、タイ・バンコク近郊のチャチュンサオ県バンパコンに「バンナ倉庫」を竣工したと発表した。
<新倉庫>

新倉庫は、敷地面積3万2000m2、倉庫面積2万4000m2で、アルプス物流が所有するASEAN最大の倉庫となる。
バンナ地区で賃借していた倉庫を移転し、倉庫面積を従来比2.2倍に拡大。電子部品や自動車関連部品の取扱貨物量の増加と、さらなる需要拡大への対応を図った。
スワンナプーム国際空港や海運貨物の内陸コンテナデポであるラッカバンから至近で、タイ国内と国際物流の拠点として運営していく方針。
新倉庫の完成で、アルプス・ロジスティクス(タイ)の総倉庫面積は、レムチャバン(2008年8月開設、倉庫面積3100m2)倉庫、アユタヤ倉庫(2010年3月開設、倉庫面積1150m2)と合わせて2万8000m2に拡大した。
<開所式>

7月1日の開所式で、アルプス物流の臼居社長は「新バンナ倉庫は、一般貨物に加え、半導体や精密な電子部品、材料を扱える空調、帯電防止、防塵対策などを施した最新鋭の倉庫。今後、タイで自動車や電子産業のさらなる発展に伴い、半導体や電子部品、材料等の物流需要が拡大していくことに大きな期待をしている。荷主ごとの最適物流を提供するため、さらなる努力を重ねていく」とコメントした。
■バンナ倉庫の概要
所在地:99/1 Moo 1, Hom Sin, Bangpakong, Chachoengsao 24180 THAILAND
敷地面積:3万2000m2
倉庫面積:2万4000m2
構造:地上3階建て、RC造
稼働開始:7月