商船三井は8月8日、中国、上海でCOSCO Shipping Energy Transportation Co., Ltd.(CSET)と大連海事大学並びに滬東中華造船(HZ)とともに、「Shanghai LNG Forum 2019」を8月7日に主催したと発表した。
<基調講演する橋本剛副社長>
<フォーラム中のセッションを司会進行する松坂顕太常務>
このフォーラムは、LNG業界をリードする多くの企業・団体各社が参加し、知見・意見を交換した昨年度の「Shanghai LNG Forum 2018」に引き続いての開催。
第2回となった今回のフォーラムは「グリーン・安全・発展・ウィンウィン」を主題とし、LNGビジネス拡大の素地醸成と、業界における戦略的な理解促進の機会を提供した。
約170名の参加者を迎え、業界内の中心的企業・団体の代表者によるスピーチやプレゼンテーションが行われ、LNGビジネスや需給関係だけでなく、エタン輸送ビジネスやFSRUに関する最新技術についても取り扱われた。
商船三井は、CSETの子会社であるCOSCO SHIPPING LNG Investment (Shanghai) Co., Ltdとのパートナーシップのもと、ExxonMobilプロジェクト、中国石油化工(SINOPEC)向けLNG輸送プロジェクト、そしてヤマルプロジェクト向けに、17隻のLNG船を共同保有・運航(含予定)しており、そのうち14隻は中国、上海のHZにて建造されている。
また、商船三井とCSETは将来のLNG及びエタン輸送プロジェクトにおいてさらに協業を進めることを目的として8月6日に覚書を締結した。
より一層の伸展・強化が見込まれる中国企業とのパートナーシップ、今回のフォーラムで新たに構築・強化された業界関係者との協力、そして既存LNGビジネスの経験から蓄積されたノウハウを最大限に活かし、商船三井は中国のLNGビジネスの更なる発展に貢献していくとしている。