エスラインギフは10月1日、岐阜県岐南町の本社敷地内に飲料保管自動倉庫を建設したと発表した。
<飲料保管自動倉庫(写真奥)を含む本社の全景>
<飲料保管自動倉庫と壁面描写>
飲料保管自動倉庫の建築では、3つの重点テーマを掲げている。
1つ目は「省人化」。物流作業の6割が人・フォークリフトの移動時間と言われる中、保管商品の入出庫にコンベヤ・無人台車・スタッカークレーンといった最新の自動化設備を利用することで、移動時間・手間を最大限削減した。
2つ目は「安全」。ラック内の無人化を実現させることで、入出庫作業においてフォークリフトがラック内を走り回る必要がなく、安全で整理整頓が行き届いた倉庫環境を実現した。
3つ目は「高密度保管」。通常の平置き倉庫はフォークリフト作業となるため、3~4段積みが限度であるところ、新倉庫では「自動ラックシステム」の導入で高さの制限を受けず空間を最大限に活用した9段積みとし、同じ床面積の平置き倉庫と比べ、倍以上の保管容量を確保した。
導入した「自動ラックシステム」は、中部地区最大級の1万624パレットを収容可能で、無人化を追及した最先端の物流倉庫。
西側の壁面には、新倉庫の巨大さを示すために、飛行機や岐阜城などと比較したデザイン画を描いた。
■エスラインギフ 飲料保管自動倉庫
住所:岐阜県羽島郡岐南町平成5-45
敷地面積:9701.58m2
延床面積:5834.70m2
自動ラックシステム:1万624パレット収容(ダイフク製)
自動倉庫規模:16列×73連×9段+112パレット