エスライングループ本社は5月15日、同社の山口 嘉彦 社長が代表を務める新設会社「トモエ」によるTOB(株式公開買い付け)に賛同する旨の意見を表明するとともに、株主に対してTOBへの応募を推奨する旨を同日開催の取締役会で決議したと発表した。
トモエは、TOBによるエスライングループ本社の株式の取得・所有等を目的として5月2日付で設立された株式会社で、山口 嘉彦 氏が発行済株式の全てを所有している。
トモエは、東京証券取引所スタンダード市場と名古屋証券取引所プレミア市場に上場しているエスライングループ本社株式の全てを取得し、同社を非公開化するための一連の取引の一環として、TOBの実施を決定した。
非公開化に向けた一連の取引は、MBO(マネジメント・バイアウト、経営陣による自社の買収)に該当し、山口 嘉彦 氏は取引後も継続してエスライングループ本社の経営にあたることを予定している。
買付け期間は5月16日~6月26日までの30営業日で、決済開始日は7月3日を予定している。