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日本GLP/神戸市で物流施設を満床竣工、千年に一度の津波想定

2019年10月16日/物流施設

日本GLPは10月16日、神戸市でマルチテナント型物流施設「GLP六甲III」を竣工した。

<GLP六甲III>

20191016glp - 日本GLP/神戸市で物流施設を満床竣工、千年に一度の津波想定

敷地面積1万6000m2、地上4階建て延床面積3万2000m2の施設で、すでに3PL企業の水岩運送や大手物流企業との賃貸借契約によって、満床となっている。

満床稼働中の「GLP六甲」「GLP六甲II」と同様に六甲アイランド内に位置しており、神戸港に隣接。阪神高速5号湾岸線「六甲アイランド北IC」から2.7kmで、5号湾岸線西伸部(六甲アイランド北~駒栄)の整備も進んでおり、今後さらなる利便性の向上が見込まれる立地となっている。六甲ライナー「マリンパーク駅」から徒歩圏内で、沿線に複数の住宅地があることから雇用確保にも優位な立地だ。

施設は汎用性の高い設計で、テナント企業の細かなニーズにも柔軟に対応可能。1階は内柱が鉄筋コンクリートのハイブリッド工法によりブレースがなく、効率的なオペレーションと自由度の高いプランニングが可能となっている。

また、従業員の休憩スペースとなるラウンジを設けるなど、快適な労働環境を提供。

BCP面では、神戸市のハザードマップ上でレベル1(100年に1度の発生頻度)の津波発生時にも浸水しないと想定されるエリアに立地しているのに対して、レベル2の津波(1000年に一度かそれ以下)までを想定し、変電設備の設置位置を高くするなど十分な対策を講じている。

日本GLP帖佐 義之社長は、「GLP六甲IIIは、神戸港に隣接し、神戸市内をはじめ、関西全域の配送に対応する物流拠点として好立地に所在している。入居企業からは、使用目的に幅広く対応できる施設仕様などが評価された」とコメントした。

■GLP六甲III
所在地:神戸市東灘区
敷地面積:1万5994m2
構造・階層:耐震鉄骨造・4階建て
延床面積:3万2153m2
着工:2018年9月
竣工:2019年9月

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