川崎汽船は10月28日、日本製紙と2022年に竣工する新造360万CFT型木材チップ専用船の連続航海傭船に関する基本協定を締結したと発表した。
日本製紙が海外から調達する製紙用木質チップや、日本製紙が出資して北海道苫小牧市で2023年に稼働が予定されているバイオマス専焼発電事業向け燃料チップの一部を輸送する。
新造船には、プロペラ後方に推進効率向上を図った船体付加物である「Hybrid Fin 」を搭載するほか、海洋生態系の保護を目的としたバラスト水処理装置を採用。また、2020年1月から世界全海域で施行されるSOx排出規制に対応すべく、エンジンから排出される排ガスから硫黄酸化物を除去するSOxスクラバーを搭載する。