TOYO TIREは12月2日、転がり抵抗を従来品比で約9%低減し、車両の燃費性能向上に寄与するトラック・バス用低燃費リブタイヤを開発し、2020年1月より、「NANOENERGY M176(ナノエナジー エム イチナナロク)」を新商品として発売すると発表した。
<NANOENERGY M176>
一般的に走行中の自動車のタイヤは、回転して路面を進む際、接地摩擦などの抵抗を受けることにより、ゴム内部でエネルギーロスが発生する。ゴム内部でエネルギーロスの発生を抑えると転がり抵抗が良化するため、タイヤそのものの低燃費性能は向上するが、相対的に耐摩耗性能は悪化することになる。
独自のプロセス技術により、ゴムコンパウンドのエネルギ-ロスを約20%低減できるポリマー「Nano Composite Polymer(ナノ・コンポジット・ポリマー)」を開発し、今回、国内向け商品としては初めてNANOENERGY M176に採用した。
タイヤの転がり抵抗低減への寄与度が最も高いキャップトレッド部、およびベーストレッド部に、この独自開発ポリマーを使用することによって優れた低燃費性能を実現すると同時に、高い耐摩耗性能を維持している。
さらに、経済性や耐久性、低燃費性能や環境性能をバランスよく向上させる、独自のトラック・バス用タイヤ基盤技術「e-balance(イーバランス)」を活用し、トラック・バス用タイヤに求められる複数の性能特性を高次元で満足させた製品を実現している。
■サイズ展開(全4サイズ)
11R22.5 14PR
11R22.5 16PR
295/80R22.5 153/150J
245/70R19.5 136/134J