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オープンロジ/越境EC支援強化、越境物流大手ECMSと業務提携

2019年12月19日/SCM・経営

オープンロジは12月18日、アジアを中心に国際物流サービスを展開するECMSジャパンと、越境EC支援の強化を目的に業務提携し、オープンロジ上で利用可能な配送手段にECMSが加わったと発表した。

<連携で実現すること>

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ECMSが提供する越境ECに特化した配送サービス「B2Cダイレクト」を、オープンロジ上で利用できる割安な台湾向け配送手段として、新たに導入したもの。

またオープンロジの倉庫管理システム(WMS)もECMSと連携を開始し、倉庫事業者はWMSを導入することで、より簡単に海外発送の物流業務を行えるようになった。今後も両社の連携を強化し、国内EC事業者の海外向け販売を支援していくとしている。

連携で実現するのは、EC事業者にとり、ECMSが提供する安価な海外配送サービスが、台湾向けの配送で利用可能になる。12月18日より、オープンロジで利用可能な配送手段にECMSの「B2Cダイレクト」が加わり、EMSより割安な料金で、日本から台湾向けの海外発送が可能となる。さらに、今後はアジア圏で、対応エリアの拡大(中国、韓国、香港、タイ、シンガポール、マレーシアなど)を予定している。

また、倉庫事業者には、WMSの利用で、ECMS含む4つの海外配送キャリアの業務を効率化可能だ。ECMSをはじめ複数の海外配送キャリアにおいて、送り状発行や荷物追跡情報の管理がより簡単に。従来の手書き作業等から解放される。オープンロジのWMSは、提携倉庫以外へのシステム単体での提供も可能だ。

<左がECMSジャパン・小松社長、右がオープンロジ・伊藤CEO>

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ECMSジャパンの小松英樹社長は、「越境EC市場では、従来より販売から配送までの各サービスを提供する企業が分かれており、そのためEC事業者側に手間とコストがかかるという課題があった。今回、オープンロジのシンプルで効率的な物流サービスに、当社の配送サービスがセットで提供されることで、在庫管理から海外へのお届けまでをシームレスに管理することが可能となり、これまでの課題が解消された。これは物流を通じて社会へ貢献する当社の理念と一致しており、今回の提携がより多くの顧客に笑顔とパッションをお届けする機会になるものと確信している」と述べている。

また、オープンロジの伊藤秀嗣CEOは「弊社は従来EMSを活用し越境EC支援を行ってきたが、更なる事業拡大に向けて需要が見込まれるアジア圏の海外配送網を強化すべく、ECMSと提携した。同社はアマゾンジャパンの海外向け配送で公式配送手段を担うなど、アジアを中心に海外配送の豊富なノウハウと各国の物流ネットワークを有している。まずは台湾向けの発送から導入を開始し、対応エリアを順次拡大予定だ。今後も両社の強みを生かして海外配送の選択肢を広げ、越境EC事業者の物流支援をより強化していく」と話している。

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