日本郵便は2月5日0時段階で、中国宛て等国際郵便物が大幅な遅延をしていると発表した。
1月27日以降、国際郵便物(特に、中国、香港およびマカオ宛て)の引受けが急増したことから、外国宛て郵便物の引受けから航空会社への引渡しまでの、郵便局における処理に大幅な遅れ(1週間以上)が発生している。
また、航空会社からの情報では、中国向け航空機の運休等により搭載までに相当の時間がかかっているとのこと。
日本郵便では郵便局での処理向上に最大限努めているが、今後、中国宛て航空機の運休拡大等により、国際郵便物の更なる遅れが見込まれている。
このような状況にあることから、届けまでに相当の日数を要するとし、理解を求めている。
なお、遅延に関連して、中国、香港、マカオおよびモンゴルの各郵便事業体から通知があった。それによると、中国郵便事業体から遅延するおそれがある地域を湖北省とし、郵便物の取扱種別は全種別となっている。
香港郵便事業体からは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、香港での郵便物の処理が一時中断される可能性があるとしている。マカオ郵便事業体からは新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2月7日までマカオでの郵便サービスを一時停止する。モンゴル郵便事業体からは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、1月27日から3月2日までの間、国内の全ての教育機関の閉鎖および公的活動の禁止に伴い、モンゴルでの郵便物の処理が一時中断される可能性があるとしている。