豊田通商は2月4日、グループ会社のCFAO SASとの合弁会社Mobility 54 Investment SAS(モビリティ54)を通じて、ケニアを中心に東アフリカで物流デジタルプラットフォームサービスを展開するSendy(センディ)社に、760万米ドルを出資すると発表した。
<出資スキーム>
センディが運営するデジタルプラットフォームは、消費財メーカーやeコマース業者などの配送ニーズと、登録しているバイクやトラックを保有する個人配送業者をつなぎ、荷主と配送業者間の配送ルートや価格などの交渉を簡素化することで、物流の効率化とコスト削減に貢献。また、貨物の配送・納品状況をリアルタイムに追跡でき、アフリカ物流産業の社会課題である物流の透明性と安全性の向上に寄与している。
今回の出資は、第7回アフリカ開発会議(TICAD7)でセンディ社と締結したMOUに基づくもの。今後、豊田通商は、センディの事業拡大と他国への展開の支援を通じ、豊田通商のアフリカ全土に跨る自動車事業、消費財・小売事業、農業事業などでのサービス活用と、グループとのシナジー創出を図っていくとしている。
■Sendy社の概要
所在地:ケニア共和国ナイロビ市
設立:2014年
事業内容:ケニアでの物流デジタルプラットフォーム事業