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ゼロ/働き方改革で中継輸送、拘束時間短縮や輸送効率化に効果

2020年02月21日/3PL・物流企業

ゼロは2月21日に行った2020年6月期第二四半期の決算説明会で、働き方改革の一環としてドッキング方式による中継輸送に取り組んでいると発表した。

<熊本デポ(左)と富士川SA(右)を中継拠点にしたドッキング輸送>

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中継輸送は、長距離輸送区間に中継地点を設け、ドライバーを交代する方式を採用している。

すでに、関東(横浜~新潟間)と九州(福岡~鹿児島間)の両地域ブロック内と、関東(栃木)~中部(名古屋)ブロック間の輸送で実践しており、ともに拘束時間や荷扱い回数の削減、納期の短縮に効果があった。

今後は、輸送先での宿泊を伴う神奈川~神戸間のような最大500kmの拠点間輸送についても、中継輸送の実施を検討していく。

<500km超の輸送はドッキングリレーで宿泊を伴わない輸送へシフトする>

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ゼロが2018年度実績から分析したドライバーの稼働状況によると、拘束時間のうち走行時間が53%、荷扱時間が30%となっている。働き方改革では、キャリアカーに積載する自動車の事前スタンバイや、荷扱いの分離によって拘束時間の短縮を図ると同時に、走行時間を拡大させることで輸送効率を向上させる狙い。

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