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日本GLP/ALFALINK 第二弾として流山プロジェクトで着工

2020年02月25日/物流施設

日本GLPは2月25日、千葉県流山市で開発中の「GLP流山プロジェクト」を大規模多機能開発シリーズ「ALFALINK」の第二弾となる「GLP ALFALINK 流山」として、「GLP ALFALINK 流山8」竣工後の2021年9月より展開すると発表した。

<「GLP ALFALINK 流山8」俯瞰図>

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<カフェテリアが隣接する「フェスティバルパーク」>

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<「GLP ALFALINK 流山8」完成予想図>

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GLP流山プロジェクトの4棟目である「GLP ALFALINK 流山8」の起工式を2月25日に行った。

「ALFALINK」では、「創造連鎖する物流プラットフォーム」をコンセプトとして、従来の物流施設における効率化・最適化を超えた、今までにない価値や事業を創造していく拠点となる施設づくりを目指している。「Open Hub」、「Integrated Chain」、「Shared Solution」をキーワードとし、今回新たにALFALINKブランドに加わることが発表された「GLP ALFALINK 流山」では、このコンセプトに基づいた様々な設備、サービスを提供していくとしている。

起工した「GLP ALFALINK 流山8」では、Open Hub のコンセプトのもと、施設で働く人々に加え地域の人々にも利用してもらえる、各種イベントが開催可能な交流広場「フェスティバルパーク」を設ける。

施設内および地域の人々の交流を促すとともに、緑豊かな流山市の環境との調和を図りながら、物流施設の「見せる化」を推進していく。またBCP面では、免震装置に加えて、非常用発電機を設置することにより災害時にも電源が供給できるほか、井水の再利用も可能。環境に配慮した施設として、既に稼働している「GLP 流山I~III」の3棟はLEED
ゴールド認証を取得しているが、「GLP ALFALINK 流山8」についてもLEED 認証の取得を予定している。

<GLP ALFALINK 流山 概要>

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<各物件の位置図>

20200225glp5 520x236 - 日本GLP/ALFALINK 第二弾として流山プロジェクトで着工

Integrated Chainとしては、主に短期・季節商材向けに約1600坪のシェアリング倉庫エリアを設ける。従来、物流施設の賃貸は基本的に長期契約を前提としているが、荷主企業の季節波動に対する短期ニーズに対応するため、館内のテナントが一日単位で賃貸利用可能な仕組みを整備する。その他、冷凍冷蔵設備および工場用途に向けた設備をあらかじめ導入し、多機能な倉庫スペースを賃貸提供することで、入居企業は初期投資を抑えながらサプライチェーンの統合を図ることが可能となる。

また、Shared Solution として「GLP 流山I~III」において既に利用し、雇用促進として入居企業から高く評価を得ている人材派遣事務所および託児所を「GLP ALFALINK 流山8」にも設置の予定。さらにベーカリーカフェを設けることにより施設内サービスの充実を図る。

既に稼働中の「GLP 流山I~III」においては、地域との共生に向けた取り組みの一環として、カフェテリアなど自社施設の一部開放、自治体との災害協定の締結、および高校生のインターンシップ受け入れをはじめとする活動にも積極的に取り組んでいる。こうした活動は地域社会および環境に配慮し、持続可能な社会への貢献を図るもので、ESG の視点も踏まえた日本GLPの企業活動を体現するもの。

■施設概要「GLP ALFALINK 流山」
施設数:8棟
所在地:千葉県流山市南/平方/中野久木/小屋/北地区
敷地面積:約42万0000m2(プロジェクト全体)
延床面積:約90万0000m2(プロジェクト全体)

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