ユナイテッド・アーバン投資法人は4月16日、兵庫県神戸市の「神戸遠矢浜物流センター」を13億円で取得すると発表した。
「神戸遠矢浜物流センター」は、阪神高速3号神戸線「柳原IC」・
国道2号線まで約2.4kmの位置にあり、国際貨物を取り扱う物流施設が集積する神戸港を擁する湾岸エリアに所在している。
この物件は、神戸都市圏の消費の中心地である三宮まで5km圏内と近接しており、この都市圏への配送優位性を有してい。また、位置する兵庫区及び隣接する中央区では人口増加が続いており、労働人口も多いエリア。
なお、この物件の近隣では大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)の延伸工事が進んでおり、工事完了後は関西国際空港(りんくうジャンクション)と接続することになる。この道路は大阪湾沿岸の各都市を結ぶアクセス道路として、神戸港の物流機能の向上、関西3空港(関西国際空港・大阪国際空港・神戸空港)の連携強化等の効果が見込まれており、物件のポテンシャル向上に寄与することが期待される。
建物については、地上4階建て(倉庫部分3層)の多層階型の物流施設。床荷重1.4t/㎡、梁下5.0m~5.3m、柱間隔10.5m×9.6mの建物スペックを有しており、商品保管や地域配送等を担うディストリビューションセンター(在庫型物流センター)としての利用に適している。
なお、2018年から2019年にかけて、外装改修、LED化等のリニューアル工事が適宜実施されている。
テナントには、東証一部上場企業が入居しており、荷物の保管・荷役・配送センターとして利用されている。兵庫県での物流施設の新規需要は2019年に過去最高を記録し、近年増加傾向にある。人口増加も相まって、物件周辺エリアでは今後も底堅い物流需要が想定されることから、引き続き安定した稼働が見込まれるとしている。
■物件概要
名称:神戸遠矢浜物流センター
所在地:兵庫県神戸市兵庫区遠矢浜町 5 番 35 号
土地面積:5158.42m2
建物面積:9046.80m2
構造・規模:鉄骨造亜鉛メッキ鋼板葺 4 階建
建築時期:1989年1月
テナント総数:1
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