日本通運は4月16日、鳥取県日野郡江府町の山陰支店サントリー奥大山配送センターで磁気誘導方式の自動フォークリフト（AGF）の稼働を4月14日から開始したと発表した。
＜導入したAGF＞
＜荷役を行うAGF＞
サントリー奥大山配送センターでは、サントリーMONOZUKURI エキスパートと共同で、既存倉庫でも実現可能な自動化技術を活用した作業の省力化について検討を行ってきた。
その結果、センターの入庫作業を行うエリアにAGFを導入することで、24時間完全自動化が実現可能と判断。2018年度以降、AGF導入を前提とした保管レイアウト変更等の準備作業を経て、今次、本稼働に至ったもの。
導入したAGFは、2019年7月から日通札幌支店で稼働しているAGFと同じ磁気誘導方式によるもの。日通では2020年１月に静岡県で導入したレーザー誘導方式のAGFに続き、3例目のAGF導入となる。
なお、導入したAGFは専用設計した7台。この7台のAGFによる自動入庫荷役作業が実施内容で、倉庫の限定された区画（約3000坪）で、AGFに転送されたの顧客入庫データに基づき、パレタイザー（段ボールをパレットに自動で積載する装置）から搬出される製品を入庫ロケーションに移動する入庫作業を実施。
AGFは充電電極が床に埋め込まれた充電ポイント上を通過するこ とにより、常に充電された状態が保たれ、継続して稼働が可能だ。
このAGF導入により、約5名で行う作業量相当の入庫作業を自動化する見込みで、顕在化する物流センターでのフォークリフトオペレーターや構内作業者の不足を補い、また、長時間労働の削減等により従業員の働き方改革にも寄与するとしている。
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