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ZMP/新型コロナ療養施設の物資運搬に「CarriRo」提供

2020年04月20日/IT・機器

ZMPは4月18日、新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養施設に、物流支援ロボット「CarriRo」による物資搬送ソリューションを提供すると発表した。

<エレベーターを自動で乗り降りするCarriRo>

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<新型コロナウィルス感染者受け入れ施設での物資運搬フロー例>

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受け入れ施設で発生する弁当配送やゴミの回収など、日々の物資搬送業務にCarriRoを活用し、医療・運営職員の感染リスク低減、心理的負荷の軽減、運搬業務の省力化に寄与する考え。すでに複数の自治体の協力を得て、宿泊療養が計画されている実際の施設での動作検証を実施している。

CarriRoを用いた物資の運搬は、弁当などを載せたCarriRoがエレベータ―で施設の各階へ移動し、そこに宿泊者が物資を受け取りに来る形を想定している。まず、エレベーターにCarriRoを乗せて宿泊フロアへ送り出した後、CarriRoが自動でエレベーターを降りてフロア内で停止。宿泊者が物資を受け取った後、一定時間経過後にエレベーターで元の階に帰還する。

運用中はCarriRoと接続された管理システムROBO-HIで、状態を遠隔モニタリングすることができ、施設によっては、宿泊者の滞在するフロアをCarriRoが自動巡回し、各部屋前まで物資を搬送することも可能で、このような運用をエレベーターとの連携や無線通信環境を前提とせずに構築することができる。

また、CarriRoは施設外部からの個別配達物を指定フロアへ届ける場合にも活用でき、家族からの物資受け取りや、宿泊者がECで購入した商品の受け取りなどにも対応可能だ。

ZMPでは、「新型コロナウィルス療養軽症者施設向け特別レンタルプログラム」として、「CarriRo AD(自律移動モデル)」を通常の短期レンタル価格の半額程度の1年間月額10万円(税抜)で提供している。

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