ZMPは7月21日、無人フォークリフト「CarriRo Fork(キャリロ フォーク)」について、パレットの段積みや段ばらしに対応した最新モデル2機種の受注を同日に開始したと発表した。出荷開始は2023年12月の予定。
<CarriRo Forkのリーチタイプ(左)とウォーキータイプ(右)>
CarriRo Forkは、独リンデ・マテリアル・ハンドリング社(リンデ社)製のフォークリフトに、ZMP独自開発の自動運転OS「IZAC(アイザック)」を搭載した無人フォークリフト。
自己位置認識手法として床面工事が不要なレーザー誘導方式を採用。自動運転OS「IZAC」を搭載したことで、従来モデルよりも20%の高速化を実現している。
最新モデルは、可搬重量最大1.4トンで揚高最大約6mの「リーチタイプ」と、可搬重量最大650kgで揚高最大約3mの「ウォーキータイプ」の2機種を展開。
オプションであるパレット認識機能「Fork Eye+(フォークアイ プラス)」を使用することで、工場・倉庫の現場で行われている「段積み」「段ばらし」にも対応。
また、ZMP独自開発のロボットマネジメントプラットフォーム「ROBO-HI(ロボハイ)」と連携することで、遠隔からの稼働状況の監視に加え、複数のCarriRo Fork利用時の優先走行制御や自動倉庫・垂直搬送機等の設備とシステム連携することも可能だ(オプション)。
ZMPでは、最新モデルの用途として、工場や倉庫での仮置き場~仮置き場や、生産ラインおよび自動倉庫~仮置き場、垂直搬送機を経由した異なるフロアの仮置き場間などを想定している。