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日本GLP/圏央道沿線に5.5万m2物流施設、商社が4割利用

2020年04月21日/物流施設

日本GLPは4月21日、埼玉県北本市で延床面積5万5000m2の先進的型物流施設「GLP北本」を起工した。

<完成イメージ>

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GLP北本は、周辺エリアで小・中規模スペースへのニーズが高い傾向を踏まえ、最小区画面積を1200坪に設定し、最大8カスタマーの入居に対応する。

各分割区画には、垂直搬送機と荷物用エレベーターを標準設置し、2階へのスロープを用いたアクセスによって、2フロア(1-4階、2-3階)での効率的なオペレーションを実現。トラックバースは1階を両面バース、2階を片面バース構造とし、通過型と在庫型の双方の物流センター需要に対応する。

また、就労環境への配慮として、庫内でのビッグアスファンの採用に加え、森をイメージした緑を感じられるデザインのカフェテリアを整備し、くつろげる空間を提供する。

建設地は、都心から40km圏内で、圏央道「桶川加納IC」から2.7km、「桶川北本IC」から4.9km、国道17号線から1kmと、物流拠点として恵まれた立地。また、JR高崎線「北本駅」から2.9km、「桶川駅」から 2.3kmに位置し、住宅エリアからも至近のため雇用確保の点でも有利な環境にある。

防災面では、北本市のハザードマップ上でも洪水や地震、液状化などの災害による危険度が極めて低いと想定されるエリアに立地していることに加え、非常用発電機によってバックアップ電源を確保するなど、BCPを強化する。

すでに全賃貸面積の約4割で商社の入居が決定しており、入居予定の商社からは、物流拠点としての優れた立地によって納品リードタイムの短縮が実現できることに加え、配送・保管の両面で活用できる仕様が評価された。

日本GLPの帖佐 義之社長は「GLP北本は、多彩な区画バリュエーションを提供する高品質で機能性の高い物流施設をコンセプトとして開発し、オペレーションの効率化を図る設計で、働く快適性と高いレベルのBCPも追求した。引き続き、物流オペレーションの効率化に寄与する施設を提供し、周辺エリアの一層の発展に向けて努力していく」とコメントした。

■GLP北本の概要
建設地:埼玉県北本市下石戸6-316-2他
敷地面積:2万5000m2
延床面積:5万5000m2
構造:地上4階建て、耐震・鉄骨造
着工:2020年5月
竣工:2021年6月(予定)
認証取得(予定):CASBEE(新築)認証

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