ZMPは5月13日、倉庫や工場内での省人化や新型コロナウイルスへの感染拡大を防ぐために、物流支援ロボット「CarriRo」や無人フォークリフト「CarriRo Fork」への無人化・遠隔化機能を拡充すると発表した。
拡充される機能は3つ。
<CarriRo ForkとCarriRo AD+が連携したパレットの積み下ろし>
1つ目は「CarriRo Fork」と「CarriRo AD+(パレット積載タイプ)」によるパレットの無人搬送ソリューション。
「CarriRo AD+(パレット積載タイプ)」の走行情報を「CarriRo Fork」に受け渡し、両機器が連携して搬送したパレットを無人で棚に格納したり、棚からパレット台車に対して積載することができる。リリースは9月を予定。
2つ目は、牽引アタッチメントの自動切り離し。
「CarriRo AD」や「CarriRo AD+(台車タイプ)」には、カゴ台車やスリムカートを牽引して搬送後、目的地に到着すると自動で牽引を切り離すための専用アタッチメントを提供しているが、このアタッチメントについて、ユーザーの要望を踏まえて改良し、適用可能な台車の種類の拡大や、停止時間や制動距離の設定の柔軟性を向上させた。
3つ目は、クラウドサービス「ROBO-HI(ロボハイ)」による複数台同時・遠隔操作機能。
従来から備わっている複数台の「CarriRo」を同時に監視・制御する機能や、4月に実装された「CarriRo」のすれ違い、呼び出し機能に加え、タブレットや、スマートフォン、専用コントローラーなどを用いて、遠隔地から「CarriRo」を操作する機能を8月にリリースする。