リンコーコーポレーションが5月15日に発表した2020年3月期決算によると、売上高168億300万円(前年同期比4.7%減)、営業利益4億9700万円(36.8%減)、経常利益5億2100万円(34.4%減)、親会社に帰属する当期利益9900万円(82.4%減)となった。
運輸部門の売上高は103億5800万円(2.0%減)、営業利益は1億2600万円(56.5%の減)となった。
リンコーコーポレーション及び運輸系子会社4社を合わせたこの部門の船内取扱数量は626万トン(5万6000トン、0.9%の増加)となった。
2019年9月から新倉庫が稼働し倉庫収入は増加したものの、コンテナ貨物の輸出作業が前連結会計年度よりも伸び悩んだことに加えて、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中国国内の物流が一時的に停滞したこと、一般貨物では主要貨物の一部の取扱いが減少したことなどが売上高に影響した。
また、経費面では新倉庫稼働に関する必要諸経費や減価償却費、人手不足を補う業務委託費が増加し、利益の減少につながった。
次期は、新型コロナウイルス感染症による影響を合理的に算定することが困難なことから、現時点では未定としている。業績予想の開示が可能となった段階で、速やかに開示する。
リンコー 決算/4~6月の売上高3.0%増、営業利益1.17億円