川崎重工業は6月1日、中国遠洋海運集団と共同運営している南通中遠海運川崎船舶工程（NACKS）で、KUMIAI NAVIGATION(PTE)向け208型ばら積運搬船「AZUL HARMONY（アズール ハーモニー）」を引き渡した。
＜AZUL HARMONY＞
AZUL HARMONYには、省燃費型の主機関を搭載。また、推進効率の高い形状のプロペラや、カワサキフィン付ラダーバルブ、コントラフィン付セミダクトなどの推進性能に寄与する技術を採用し、燃費の向上を図っている。
主機関と発電機関の排気ガスの出口部には、2020年1月から施行開始されたSOx排出規制強化に対応するため、SOxスクラバーを搭載。
そのほか、省エネルギー技術の採用によって燃料消費量とCO2排出量を低減させることで、EEDI規制のフェーズ2に対応している。
■AZUL HARMONYの主要目
全長：299.90m
長さ（垂線間長）：295.5m
幅：50.00m
深さ：25.00m
満載喫水：18.40m
総トン数：10万8020t
載貨重量：20万8910t
貨物倉容積：22万7313m3
主機関：MAN B＆W 6G70ME-C9.2 ディーゼル機関×1基
連続最大出力：1万5250kW×66回転／分
航海速力：14.7ノット
定員：28名
船級：日本海事協会（NK）
船籍：シンガポール
