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ESR/神奈川県茅ケ崎市で6.9万m2物流施設を着工

2020年06月01日/物流施設

ESRは6月1日、神奈川県茅ケ崎市でマルチテナント型物流施設「ESR茅ケ崎ディストリビューションセンター(茅ケ崎DC)」を着工したと発表した。

<完成イメージ>
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茅ケ崎DCは、茅ケ崎市が区画整理事業として整備した土地に、地上4階建て延床面積6万9000m2の規模で建設し、2021年6月末の竣工を予定している。

建物は、3階までトラックが直接アクセスできるスロープを備えた設計で、トラックバースは1階両面に計39台分、3階片面に24台分を設置。最小約2472坪から最大6テナントに分割して賃貸することを想定している。

<近隣図>
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建設地は、圏央道「寒川南IC」から500m、新東名高速道路「厚木南IC」から8kmの距離に立地しており、首都圏全域や東海・関西 地方への配送に対応可能で、ECや小売業界の商品物流の高いニーズを見込んでいる。

また、JR東海道本線「茅ケ崎駅」など2路線3駅からの通勤が可能で、路線バスも複数運行していることから、茅ケ崎市周辺や湘南エリアからの労働力確保が容易で、付近に公共施設や商業施設も多いことから、人材定着の観点からも有利な立地となっている。

そのほか、施設ではESRの基本理念「HUMAN CENTRIC DESIGN.(人を中心に考えたデザイン)」に基づいた休憩室の整備や、従業員の通勤に配慮した普通車176台分、自転車61台分の駐車スペースを確保するなど、快適な就労環境を整備。

BCPの観点では、非常用自家発電機の設置(水害対策としてキュービクル式高圧受電設備などとともに床面から1.6m高い場所に設置)や耐震構造、地震リスク評価、腰壁計画、 24時間有人管理体制など、テナントに安心・安全な環境を提供し、環境面では、再生可能エネルギーの積極活用でCASBEEのAランク認証取得を予定している。

ESRの松波秀明取締役・マネージングディレクターは「茅ヶ崎市による多くのサポートと、36名にも及ぶ地権者の一致団結した推進力によって、この度、茅ケ崎DCを着工する事ができた。今後は、これらの努力に報いるべく、環境を整備して高品質で高機能な物流施設を完成させ、さらに雇用の面でも地元に寄与したい」とコメントしている。

■施設概要
建設地:神奈川県茅ケ崎市上ノ前(土地区画整理事業地につき現在地番未決定)
敷地面積:3万3870.31m2
延床面積:6万9306.96m2
竣工:2021年6月末(予定)
構造:地上4階建て 耐震構造
用途地域:準工業地域
アクセス:圏央道「寒川南IC」500m
新東名高速道路「厚木南IC」8km
JR東海道線、JR相模線「茅ヶ崎駅」3.3km
JR相模線「寒川駅」2.0km
JR相模線「香川駅」2.0km
神奈川中央交通(茅ヶ崎駅-寒川駅南口)3路線、「上の前」下車徒歩4分、「萩園第一公園前」下車徒歩5分

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