三井E＆S造船は6月24日、玉野艦船工場で建造していたマーシャル諸島共和国、ブロンズ マリタイム社向け6万6000重量トン型ばら積み貨物運搬船「ドラフトジーラ（DRAFTZILLA）」を完成し、引き渡した。
＜ドラフトジーラ＞
ドラフトジーラは、環境対応・低燃費の幅広浅喫水船型6万6000重量トン型バルクキャリアー「neo66BC」の21番船。
4基のクレーンを装備した5ホールド（貨物艙）の汎用バルクキャリアーで、「neo56BC」の使い勝手を踏襲。載荷重量6万6000トン以上、キャパシティー8万2800m3以上を確保し、石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆など多様なバラ積み貨物に加え、長尺物やホットコイルなどの半製品輸送にも対応できる。
新開発の省エネ船型や船首尾形状を採用したことで、燃費性や推進性、耐航性、操縦性を向上。主機関にはMARPOL NOx排出規制（Tier II）を満たした電子制御エンジンを搭載し、幅広い出力域で低燃費を実現している。
■主要目
全長：199.99m
幅：36.00m
深さ：18.45m
総トン数：3万8222
載貨重量トン数：6万6509メトリックトン
主機関：三井-MAN B＆W 7S50ME-B9.3ディーゼル機関1基
航海速力：14.5ノット（常用出力）
最大搭載人員：24人
船級：NK
船籍：マーシャル諸島
引渡日：6月24日
