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アスクル/関東エリアの物流センター拡充で一層の成長図る

2020年07月13日/物流施設

アスクルは7月10日、2020年5月期決算短信の補足説明資料として「2020年5月期連結業績概要」を発表した。

それによると、まず環境変化に対する中期の展望として「EC市場拡大の追い風によりさらなる成長のため、物流では置き配需要を追い風に自社物流を活かす計画だ。これにより、BtoBとLOHACOの共用シナジーが生まれ、サービス品質向上とコスト低減を実現するとしている。

BtoCでは、LOHACO売上高の再成長を目指すとし、新型コロナウイルスの影響による急激な受注増加に対応するため、物流出荷能力を増強しプラス成長に転換する。

<(仮称)ASKUL新東京センター>
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BtoBでは、関東エリアの中核となるBtoBの新物流拠点「(仮称)ASKUL新東京センター」を東京都江戸川区臨海町に2022年8月に稼働させる予定だ。当初の稼働は2022年2月を予定していたが、6か月遅れとなる。賃借面積(計画)は約5万8000m2となる。このセンターでは、さらなる高度自動化を検討しており、他センターの在庫を一部集約。東日本エリアの在庫アイテム数拡大を図る。

<ASKUL 三芳センター>
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また、東日本のロジスティクス事業の拠点となる「ASKUL 三芳センター」は、2021年5月期上期は稼働前準備となり、下期からは良品計画を中心に稼働開始で、無印良品ECの出荷センターとして活用する。稼働開始は2020年9月の予定だ。

なお、新型コロナウイルス対策として、物流面では、「マスク着用(熱中症対策:夏期用マスク着用、業務内容に適した着用ルールの見直し)」、「手洗いの励行、アルコール手指消毒の徹底」「食堂についてはビュッフェ形式中止、消毒の強化」「出社前検温の徹底(37.5℃以上で入館禁止)」「感染者発生時の事業継続計画を策定」としている。

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