アスクルは7月18日より、BtoBサービス ASKULで実証販売をしている「ASKUL 容器リユースモデル」において、新たに大塚製薬が展開する「ポカリスエットリターナブル瓶250ml」の実証販売を開始する。
事業所向け業務用品の容器回収・再利用を目的にアスクルが構築する「ASKUL容器リユースモデル」初の飲料として、ポカリスエット リターナブル瓶を提供する。発汗を伴うスポーツや暑熱下の労働などにおける熱中症対策だけでなく、冬の乾燥時や入浴時など、日常のさまざまなシーンで幅広い世代に使用されている「ポカリスエット」がガラス製リターナブル容器に入ったこの商品について、容器の回収から洗浄・再充填・再販売までを大塚製薬・アスクルが共同して実施することで、BtoBの購買での“使い捨てない”選択肢の提供を実現する。
この取組みは2027年12月までの実証販売を予定しており、提供先は申し込みした顧客と運用条件等を精査のうえ決定する。
ポカリスエット リターナブル瓶は、事業所向け通販「ASKUL」および「ソロエルアリーナ」などを通じて販売予定。商品を飲み切ったあとは、商品配達時に使用された専用ケースごと容器を返却。その後、大塚製薬による洗浄・検品・再充填のプロセスを経て、再び商品として販売される。
アスクルの物流インフラを活用することで、従来の一方通行の“使い切り”購買モデルから脱却した、循環型のBtoB購買モデルを実現していく。実証販売期間中は、商品の提供方法だけでなく、主に回収時の運用について検証していく。
なお、アスクルは2022年より、消毒用アルコールやハンドソープ、洗濯用洗剤といった業務用商品を対象に、容器リユースの実証販売を実施している。2025年春には、この取り組みを「ASKUL 容器リユースモデル」として再編し、日用品以外へも取扱商品を拡大している。
アスクルの既存物流網を活用することで、容器の回収・再利用プロセスを低コストかつ効率的に構築。企業や医療・福祉施設など多様な事業所が、日常の購買行動を通じて環境配慮を実践できる仕組みを提供している。