日本郵政は8月7日、2021年3月期第1四半期の業績を発表した。
それによると、郵便・物流事業の売上高(営業収益)は、ゆうパックの増加で荷物が増収となったものの、取扱数量の減少や国際郵便物の引受停止等の影響を受け、4901億円(前年同期比2.3%減)となった。
営業利益は、コストコントロールによって営業費用が減少したものの、売上減を補えず154億円(28.4%減)となった。
取扱数量は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による経済活動の停滞もあり、総計で6.2%減(郵便は7.5%減、ゆうメールも9.0%減)。うち、ゆうパックは、巣ごもり消費の増加に伴うEC利用の拡大で26.4%増(ゆうパケットは41.8%増)と好調だった。
また、国際物流事業の業績は、売上高(営業収益)1856億円(26.2%増)、営業損失(EBIT)82億円(前年同期は19億円の損失)だった。