アライプロバンスは8月7日、千葉県浦安市の(仮称)浦安市港物流センターの起工式を行い開発を本格的にスタートした。
首都高湾岸線浦安ICから約3km、JR京葉線新浦安駅から約3km、舞浜駅から約3.5kmと立地の良さを誇る(仮称)浦安市港物流センターは、延床面積3万4567m2、鉄骨造、地上4階建のマルチテナント型物流施設だ。竣工は2021年10月を予定している。
着工を迎えたこの日、アライプロバンスの新井嘉喜雄社長は「製造業から総合不動産業へ移行して初めての大きなプロジェクトなので、全身全霊を込めてせひとも成功に導いていきたい」と力強く語った。
また、物流施設開発をメディアに発表後、さまざまなところから反響があったという。古くからの知り合いからは、「全く会社のイメージが変わったね」と言われたという。新井太郎専務は「製造業から総合不動産業ですから、なかなかあるものではないですね。興味を持っていただけているようです」と話す。
さらに、同社が期待を寄せていた社員採用についても、想定していた以上の応募問い合わせが来ているという。
一方リーシングについては、どっしりと構えている。「リーシングはCBRE社が働きかけており、さまざまな問い合わせがさまざまな業種からある」ことから、「立地の良さを武器に、来年秋の竣工時満床は確信を持っている」と新井専務。
時代のニーズに応える、を企業文化に持つ同社では、顧客の要望によりドライだけでなく、冷蔵・冷凍倉庫の要望にも応えていくとしている。まだ確定していないが、第2弾となる江戸川工場跡地の施設開発がどのような形になるのか、今後要注目だ。
CBRE IM/千葉県市川市と船橋市で計4.5万m2の物流施設開発用地取得