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プロルート丸光/ジーエフ社と業務提携、流通センター有効活用

2020年08月18日/SCM・経営

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総合衣料卸売事業やビューティー事業等を展開しているプロルート丸光は8月18日、アパレル業界に特化したロジスティクスカンパニー、ジーエフホールディングス(ジーエフ社)と包括的な業務提携契約を締結したと発表した。

また、ジーエフ社のグループ会社と複数の業務に関する業務委託契約及び基本合意を締結。

新型コロナウイルス感染症拡大により大きくその形態を変化させようとしているアパレル業界で、新たな流通の形態を提案するため、新規事業として取組んでいるECプラットフォーム事業の展開を見据えた流通網の拡充のため、既存アセットである天理流通センターの有効活用のため、アパレル業界に特化した独立系大手ロジスティクスカンパニーであるジーエフ社と包括的業務提携契約を締結したもの。

<天理流通センター>
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<天理流通センターの入口付近>
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ジーエフ社との包括的業務提携契約に基づく形で、GFロジスティクスとの間で、天理流通センターの物流最適化に向けた業務委託基本契約を締結。

さらに、gf.Aとの間で、フロルート丸光の展示ルームにおいて、中華人民共和国広東省広州市、大韓民国ソウル特別市などの市場を模した疑似市場を構築・運営する事業を共同開発する事についての基本合意も締結した。

プロルート丸光とジーエフ社とは、株主を通じて知り合い、プロルート丸光が 1994年に竣工し現在も使用している天理流通センターの効率化に関してディスカッションを行うところからビジネスがスタートした。天理流通センターは、売上高が数100億円を超えていた当時、更なる売上高向上のための自社物流施設として建設したものだが、近年の売上高の推移からすると有効活用できておらず、その活用方法については従前から議論を重ねていた。

ジーエフ社は、独立系のアパレル流通企業として知名度、実績ともに十分。今後、ジーエフ社のグループ会社であるGFロジスティクスと締結した業務委託契約に基づくコンサルティング業務等の実施を受けるが、天理流通センターのアウトソーシングをGFロジスティクスに委託することが決定した場合は、既存アセットに関して賃料収入を得ることが可能となり、また、物流コストの削減も期待できることから、基本戦略のひとつである、「総合衣料卸売事業とグループ子会社による連結での黒字安定化」に大きく貢献する事になるとしている。

これらにより、物流コストの削減及び賃料収入の享受、疑似市場構想による新規顧客及び売上拡大が図れるものとみている。

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