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福山通運/特積み輸送で運賃改定、複数の運賃体系を統一

2020年08月20日/SCM・経営

福山通運は8月20日、同社と福山通運グループ32社の積み合わせ運賃(特積み運賃)について改定を行ったと発表した。

19日に中国運輸局・広島運輸支局、20日に全国の運輸局・支局に新運賃「2020運賃」の届け出を行い、新運賃の適用を開始した。

新運賃は、「見える化」「単純化」された分かりやすい運賃体系の構築に加え、労働人口の減少に伴い不足しているドライバーの確保に向けた施策の原資を確保することを目的としたものだ。

福山通運では、1970年の積み合わせ輸送開始以降に作成してきた運賃表が残ったままで、企業によって利用する運賃体系が異なる状況が続いている。そのため、これらを新運賃に統一することで、荷主にとって分かりやすい運賃体系を確立する狙いがある。

また、福山通運では、昨今の労働人口減少によるドライバー不足を解消するため、幹線輸送の省人化と集配業務の効率化による「配達力の強化」や「幹線輸送の強化と輸送モードの多様化」を図るとともに、「ドライバーの確保と教育徹底」の完遂に向け、積極的な設備投資を継続。

そのため、新運賃への改定に伴うベースアップ分を投資の原資に充てることで、これらの取り組みを継続し、物流サービス品質の維持・向上と一層の効率化を図っていく、としている。

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