鴻池運輸は10月30日、グループ会社の KONOIKE-E STREET, INC.(KES)が米国・カリフォルニア州に建設を進めてきた冷凍倉庫がこのたび竣工し、10 月20日より本格稼働を開始したと発表した。
KESの新倉庫は、KESがカリフォルニア州ウィルミントン地区に有する既存倉庫の隣接地に新たに建設したもので、主に肉や濃縮果汁などの冷凍食品を扱う。延床面積は1522坪、保管能力は8000パレットで、既存倉庫と合わせるとKES全体では延床面積は3926坪、保管能力は2万3000パレットとなる。
鴻池運輸は、北米ではKESの他に冷凍・冷蔵倉庫事業を担うKONOIKE-PACIFIC CALIFORNIA,INC.(KPC)、KONOIKE-GENERAL, INC.(KGI)、および輸出入業務や大型重量物一貫輸送・据付作業を担うKONOIKE TRANSPORT & ENGINEERING (USA), INC.(KTE)の計4社を「KPACグループ」としてロサンゼルス・ロングビーチ港エリアにて運営している。
KES新倉庫稼働を機に、新倉庫には比較的保管期間が長い商品を、既存のKES倉庫、KPC、KGIの冷凍・冷蔵倉庫には生鮮食品などの回転率の高い商品を集約させることで作業効率を上げ、北米におけるさらなる取扱量増加を目指し、現地の顧客のニーズに対し、豊富な経験・実績に基づいた倉庫運営・物流サービスを提供していくとしている。
■KES倉庫の概要
延床面積:5022.6m2
構造・規模:地上1階建倉庫(事務所2階)
特徴:保管能力8,000パレット
トラックドック8基
過積載輸送可エリアに立地
稼働開始日:10月20日
所在地:901 East E Street, Wilmington, CA U.S.A.