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企業倒産件数/運輸・通信業のみ前年を上回る

2020年11月10日/調査・統計

帝国データバンク(TDB)が11月10日に発表した10月の「全国企業倒産集計」によると、業種別の倒産件数で運輸・通信業が27件(前年同月比80.0%増)と7業種中唯一、前年の件数を上回った。

<業種別倒産件数>
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運輸・通信業の中には一般旅行業や旅行業代理店業も含まれているものの、倒産企業27件中18件は道路貨物運送で大幅に増加している。

全体の倒産件数が647件(17.6%減)で3か月連続の前年比マイナス、負債総額は669億4800万円(26.5%減)で10月過去最小(2000年以降)、運輸・通信業以外の6業種も製造業の63件(43.2%減)を筆頭に前年比マイナスとなった中、物流関連企業の倒産が際立つ形となった。

負債額が最も大きかった企業も、陸上貨物運送・海上コンテナ輸送を手がける神奈川県の新栄運輸の28億2700万円だった。

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