日本貨物鉄道(JR貨物)が11月12日に発表した10月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は181万7000トン(前年同月比14.9%増)、車扱が72万3000トン(15.1%増)となった。
コンテナ・車扱の合計は、254万トン(15.0%増)。
コンテナは、特に農産品・青果物が北海道産の玉葱、生野菜、馬鈴薯の収穫増に伴い好調に推移した。
また、積合せ貨物がモーダルシフトの進展等により増送となったほか、食料工業品は北海道産の砂糖が堅調な発送となった。自動車部品は、主に九州向けの輸送が増加している。
紙製品の原料及び樹脂等の需要が引き続き低迷する化学工業品・化学薬品も、台風19号の反動で前年を上回った。
車扱は、台風 19 号による反動増に加え、気温の低下に伴い灯油が発送増となり前年を上回った。