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プロロジス/愛知県東海市でまちづくり一体の物流施設を開発

2020年11月24日/物流施設

プロロジスは11月24日、事業の施行者である東海太田川駅西土地区画整理組合の設立総会が11月22日に開催されたことを機に、開発に向けたプロジェクトをスタートさせると発表した。

<「プロロジス東海太田川プロジェクト」として計画中の物流施設完成イメージパース>
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プロロジスは愛知県東海市で進められている「東海太田川駅西土地区画整理事業」で、まちの将来像を早期から見据え、土地区画整理組合、東海市、業務代行者と共にまちづくりを進めていく事業提案企業として選定されている。

「プロロジス東海太田川プロジェクト」は、土地区画整理事業区域内の「産業物流地区」の約7万1000m2の敷地に、5階建、延床面積約16万4000m2のマルチテナント型物流施設を開発する計画。ダブルランプウェイにより、一方通行の車両動線を確保し、大型車両が各階にアクセス可能な計画とする。入居企業の事業継続性にも配慮し、同社の最新鋭のマルチテナント型物流施設の仕様に基づいた防災設備や就業環境を整える予定だ。

<「東海太田川駅西土地区画整理事業」イメージ>
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なお、「東海太田川駅西土地区画整理事業」は、愛知県東海市の中核駅である名鉄常滑線「太田川駅」の玄関口に位置するエリアに、約34.4haの区域を整備する事業。地元地権者で構成される土地区画整理組合が、広域交流機能、居住機能、工業機能、物流機能等の複合的な機能を導入するまちづくり事業を施行中だ。土地区画整理組合は、「テクテクTokai(TTT)」をコンセプトとして、東海市が培ってきたモノづくりの伝統を活かしつつ多様な都市機能を配置し、「歩いて楽しいまち、にぎわい溢れるまち」の形成を目指している。

同土地区画整理事業の施行区域は、伊勢湾岸自動車道・名古屋高速4号東海線が接続する「東海JCT」から約4.3㎞の地点に立地している。開発区域西側の「西知多道路」は、名古屋中心部と中部国際空港をつなぐ地域高規格道路で、2027年の全線開通に向け整備計画が進行している。今回の土地区画整理事業の施行に合わせて、西知多道路には土地区画整理事業区域に隣接する位置にICの新設(仮称「大田IC」)が予定されている。

開発予定地は名古屋市中心部から約15㎞の距離に位置し、名古屋高速を利用して30分で到達可能。また、伊勢湾岸道路から新東名・新名神を利用することで、東西への広域配送も可能な物流好適地です。西知多道路の全線開通時には、中部国際空港へ約20分で到達可能だ。

プロロジスは、このプロジェクトにおいて、地域の課題解決に寄与するまちづくりに、土地区画整理組合、東海市、他の事業提案企業等と共に取り組み、地域の賑わいを生み出す広場の整備など、開発エリア内に新たな機能や仕組みの導入を検討している。

■プロジェクト概要
名称:プロロジス東海太田川プロジェクト
開発予定地:愛知県東海市大田町
     「東海太田川駅西土地区画整理事業」地内
敷地面積(予定):約7万1000m2
延床面積(予定):約16万4000m2

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