三菱ふそうトラック・バスは12月16日、国土交通省にキャンターなどのリコールを届け出た。
不具合の部分は制動装置(ブレーキキャリパー)。
小型トラックにおいて、前輪用ブレーキキャリパーのスライドピンにグリスが塗布されていないものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ブレーキ操作後にアウターパッドが戻りきらなくなって著しく摩耗し、最悪の場合、アウターパッドが脱落するおそれがある。
全車両、前輪用ブレーキキャリパーのスライドピンのグリス塗布状況を点検し、グリスが塗布されていない場合には、キャリパーを交換するとともにパッド摩耗量の測定を行い、アウターパッドに著しい摩耗が認められた場合はパッドも交換する。
リコール対象車の台数は計1万7482台。不具合の件数は38件、事故はなし。
■型式等は下記URLを参照
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001378136.pdf