LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





鈴与/ライオン等計4社共同でグリーン物流の表彰受ける

2020年12月18日/3PL・物流企業

鈴与は12月18日、ライオン、モンデリーズ・ジャパン、J-オイルミルズとともにCO2排出量削減等の環境負荷低減とドライバーの労働環境改善を目的に、共同連携輸送を実施し、経済産業省「令和2年グリーン物流パートナーシップ会議」商務・サービス審議官表彰を受賞したと発表した。

<実施前フロー >
20201218suzuyo1 520x335 - 鈴与/ライオン等計4社共同でグリーン物流の表彰受ける

<共同連携輸送実施後のフロー >
20201218suzuyo2 520x294 - 鈴与/ライオン等計4社共同でグリーン物流の表彰受ける

今回の受賞は、荷主3社と運送事業者である鈴与が連携し、物量波動の平準化や入出荷時間の調整などを通じ共同連携輸送を行うことで、環境負荷軽減と物流生産性の向上に貢献をしたことが評価されたもの。

この取り組みは、業界を超えた荷主3社の貨物を、鈴与の高積載型スワップボディ車を活用して、関東~中京の中間地点に位置する拠点で中継輸送を行うことで、輸送車両台数の削減や実車率の向上、作業時間および待機時間の削減を図り、環境負荷の低減に加え、ドライバーの労働環境改善を同時に実現した。

荷主3社の運行を連携させることにより、車両台数の削減では3台/日⇒2台/日、運行効率の向上は実車率96.5%、環境負荷の低減ではCO2排出量を137.3t /年(約43%)削減の効果を見込んでいる。

<使用車両(高積載型スワップボディ車) >
20201218suzuyo3 520x366 - 鈴与/ライオン等計4社共同でグリーン物流の表彰受ける

また、この輸送には荷台を切り離すことができる高積載型スワップボディ車両を使用することで、「労働時間の短縮:荷台を積込場所に切り離すことにより作業時間及び待機時間の削減」、「労働環境の改善:2台の中継輸送により1泊2日運行を日帰り運行に改善」、「車輛手配業務の削減:定期定時運行により車両手配・トレース業務の削減」の効果も見込まれている。

鈴与では、今回の受賞を機に、このグリーン物流のさらなる定着を図り、長距離輸送の中継輸送や RORO船を利用した海陸一貫輸送による顧客のCO2排出量削減やコンプライアンスを遵守した安心・安全かつ高品質な物流サービスを提供していくとしている。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース