ライオンは4月25日、小田原工場内に医薬品新工場を竣工したと発表した。
一般用医薬品市場は、人々の健康意識の高まりを背景に、堅調に推移している。そこで将来にわたって、より安定的な生産供給体制を確立するために、生産インフラ等を強化し、生産能力の増強を実現する。
小田原工場は稼働から一定の年数が経過していたことから、将来にわたって、より安定的な生産供給に向けて工場を新設したもの。新工場では原材料等の搬送自動化や、生産プロセスの効率化等により、生産能力は約1.4倍に増強となった。
また、新工場は環境にも配慮しており、脱炭素社会の実現に向けて引き続き取り組んでいくとしている。
■新薬品工場の概要(2022年11月30日発表)
建設地:神奈川県小田原市田島100
建設敷地面積:約4800m2
主要生産品 解熱鎮痛薬
投資規模:約180億円
着工時期:2023年3月
稼動開始:2025年中
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