岡崎通運は12月23日、安全輸送の推進に向けてドライバー教育訓練用の専用車両を導入したと発表した。
専用車両には、助手席に搭乗するインストラクター用のバックミラーを装備。インストラクターは、専用のタブレット端末でデジタコデータを閲覧し、リアルタイムでドライバーに指導を行うことができる。また、荷台にはダミーの貨物が搭載されており、フォークリフトによる荷積み・荷降ろしの実地訓練を行うほか、運送中の荷崩れ防止のための積み付け体験などを行うことが可能になっている。
岡崎通運では、自社ドライバーのほか協力企業社員も対象に、さまざまな作業研修を通じて安全ルールの遵守や商品取扱い方法の周知徹底に努めている。トラックドライバーに対しては、以前からインストラクターによる添乗指導を行い、車両点検の履行、死角確認の実地体験も含め、運転上のマナーや技術の指導を行っているが、取扱い貨物量の増加とこれに伴うドライバーの増員、安全教育のさらなる徹底に向けて、ドライバー教育訓練専用車両の導入を決定した。