山九は12月23日、北九州市が進める北九州市新日明工場整備運営事業に関して、日鉄エンジニアリングが代表企業を務める特定目的会社(SPC)の構成員として建設~運営事業に参画すると発表した。
この事業は北九州市で排出される一般廃棄物及び同市が指定する産業廃棄物のうち焼却可能な廃棄物を合理的、経済的かつ衛生的に焼却処理を行うため現有施設からの建て替えを実施するもので、山九はこの事業におけるSPCの1社として参画し、2023年4月から予定しているプラント建設工事を担当する。
山九は、1980年から日鉄エンジニアリングよりごみ焼却施設の建設工事を継続受注しており、31件目となる。国内のごみ焼却施設は市町村の大合併に起因して2000年代に建設されたものが多く、施設の老朽化に伴うメンテナンス、更新工事の需要が高まると予想される。山九は今後も、環境設備案件の受注を継続し、施工企業として地域社会に貢献していくとしている。
■工事概要
施設規模:254t/日×2炉(処理能力)
工事期間:2023年4月~2025年3月(予定)
作業範囲:プラント工事