帝国データバンク(TDB)は1月6日、2020年冬季賞与の動向について調査を実施し、その結果を発表した。
それによると、業界別では、賞与が「増加」とする企業は「小売」が21.6%で最も高い。一方、「減少」においては「製造」が44.2%で突出して高く、「卸売」(34.3%)、「運輸・倉庫」(33.3%)も3割台の高い数値になった。
全体的には、2020年冬季賞与(ボーナス、一時金なども含む)の従業員1人当たりの平均支給額について、新型コロナウイルスの影響で 2019年冬季賞与と比較して変化があったか尋ねたところ、「賞与はあり、増加する(した)」が 15.0%、「賞与はあり、変わらない」が36.4%となった。一方で、「賞与はあるが、減少する(した)」企業は32.5%となった。
調査期間は 2020年12月16日~2021年1月5日、調査対象は全国2万 3688社で、有効回答企業数は1万1479社(回答率48.5%)。