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日新/エコランドと業務提携、資源循環型不用品回収で協業

2021年01月12日/3PL・物流企業

日新は引越事業での循環型社会実現への積極的な取り組みとして、エコランドと業務提携契約を締結したと発表した。

<エコ回収サービスと買取サービスのフロー図>
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これは、提携会社が行う不用品の回収・再利用サービスを顧客に紹介するもので、リユース・リサイクル分野での協業となる。引越時に回収された家具や家電製品等の家財は提携会社を通じてオークションへ出品及び専門業者への販売、また再資源化に利用されていくことになる。

不用品回収は有料になるが、再び販売された際には顧客へ販売価格の一部がキャッシュバックされる仕組みとなっており、顧客の選択によりキャッシュバックを社会貢献として寄付に回すことも出来る。また、回収時、良品質と判断される家財についてはその場で買い取りが行われる。

今回の協業により、今まで廃棄されていた家財もリユース・リサイクルへと向かい、環境だけでなく顧客が大切にされていた家財が新たな場所で利用される機会を提案できるようになった。

また、顧客には日新紹介ということで回収費用の一部が優遇される。このサービスは首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)、栃木、群馬、茨城とエリアが限られるものの、引取り希望日に柔軟な対応ができる上、家財の解体や家屋からの運搬も対応する。時間の無い顧客にとって非常に利便性の高いサービスと期待され、今後も、顧客ファーストで更に付加価値の高い引越サービスを提案していくとしている。

なお、1998年に特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)が施行され、引越に伴う家財の排出を取り巻く環境が一変した。2019 年に入り経済産業省より引越業者における廃家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)の適正な扱いに関する指針が出された事で、顧客が退去のタイミングで不用品の引取を引越業者へ依頼することが難しくなった。

特に転勤等の会社都合による引越の場合、引越準備の時間に余裕が無く、事前に顧客自身で大型家具を解体し指定場所へ運ばなければならないといった不便も発生していた。

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