東芝インフラシステムズは1月27日、同社が開発した物流ロボットである直交型荷降ろしロボットをセンコーから受注したと発表した。
この直交型荷降ろしロボットは独自の2面把持機構と荷物の引き出し方式による「丁寧な荷降ろし」、高精度な自動認識技術と計画・制御技術により1時間あたり600個の荷降ろしが可能な「高速処理」、サイズ幅2200mmx奥行き3400mmx高さ2,700mとコンパクト設計による「設置面積が省スペース」が特徴。作業者に代わり30kgまでの重い荷物(箱物)を、パレットからコンベヤへ荷降ろしする作業を行う。
今後同社は、物流ロボットの拡販だけでなく、ロボットから収集したデータを活用した業務の見える化を行い、物流センターの業務改善を目指す。
なお、導入したのはセンコー加須PDセンターの仕分けライン投入作業で、2月初旬より運用開始される予定だ。
センコー加須PDセンターは圏央道、東北自動車道のICとのアクセスが良く、首都圏全域をカバーする物流拠点として設立された同社最大級の敷地面積、延床面積を誇る物流センター。アーム型ロボットでは設置不可能な狭い場所へロボットを設置し、運用を開始する。