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アルフレッサ/再生医療製品の超低温保管・輸送設備を導入

2021年01月27日/3PL・物流企業

アルフレッサは1月27日、再生医療等製品に対応した超低温保管・輸送設備である再生医療等製品保管庫を主要物流センターに設置したと発表した。

<液体窒素を用いた貯蔵タンク>
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<超低温フリーザー>
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<液体窒素を用いた輸送容器(ドライシッパー)>
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<監視・警報システム>
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再生医療等製品保管庫を設置したのは、埼玉物流センター(埼玉県新座市)、愛知物流センター(愛知県一宮市)、大阪物流センター(大阪市北区)の3拠点。

各拠点の保管庫は、-150℃対応の液体窒素を用いた貯蔵タンクと-80℃対応の超低温フリーザーによる超低温の保管・輸送環境と、入出庫や在庫を管理するためのシステム、庫内温度などの異常を知らせる警報設備やバックアップ設備を標準実装している。

再生医療等製品には、発症後短時間での投与が必要なものや使用期限が短い製品も多いため、サプライチェーン全体を通して超低温環境の維持やトレーサビリティの確保など通常の医薬品よりも厳格な管理体制が求められている。

アルフレッサは、再生医療等製品の普及に向けて保管・輸送体制の構築を進めており、製品の保管・輸送拠点として2018年8月に殿町再生医療等流通ステーション(神奈川県川崎市)、2020年10月に神戸再生医療等流通ステーション(兵庫県神戸市)を開設。今回、物流センター3か所に保管庫を設置したことで、再生医療等製品をさらに安心・安全に保管・輸送できる体制へ強化した。

今後は、グループの他の医療等用医薬品等卸売事業会社も含めて、2021年度内に6か所の主要物流センターに同様の設備を設置する予定。殿町と神戸の再生医療流通ステーションと9か所の保管庫を用いて、再生医療等製品の保管・輸送業務に対応した全国流通ネットワークを構築していくとしている。

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