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オリンパス/自動化で物流子会社の出荷1.8倍、工数40%削減

2021年01月29日/IT・機器

オリンパスは1月29日、物流子会社であるオリンパスロジテックスの本社・東京センター(相模原市南区)にロボット倉庫などの自動化設備を導入し、1月から順次稼働を開始すると発表した。

サプライチェーンマネジメントの最適化に向けた物流効率化の取り組みの一環として、多品種・小ロット・短納期対応が必要な医療分野のシングルユース製品や、科学分野の付属品など3000種類の出荷製品のピッキング作業と配送便仕分け作業を自動化し、最大出荷能力を従来比1.8倍、業務工数を40%削減する。

自動化で削減した工数を他業務に充て生産性の向上を目指すほか、作業員同士の接触を最小限に抑えることで、職場での新型コロナウイルスの感染拡大防止にも役立てる。

<AutoStore>
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<バケット自動倉庫>
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ピッキングの自動化では、保管効率を重視したロボット倉庫「AutoStore」と、スピードを重視した村田機械製「バケット自動倉庫」の2機種を採用。ともに作業者が移動しない定点ピッキングを可能にした。

「AutoStore」では2000種類25万点以上の製品を高密度に収納。村田機械の「バケット自動倉庫」では1000種類10万点以上の製品から出荷したい製品を最短30秒で回収でき、より出荷頻度の高い製品は同設備で取り扱う。

<ユニシャトルHP>
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また、配送便仕分けの自動化では村田機械製「ユニシャトルHP」を導入した。同設備ではピッキングされた製品をオーダーごとに集約し、配送便の行き先、出発時間、緊急度などを元に自動で仕分けることが可能。出荷準備の時間を最短化しつつ、出荷準備用のスペースも有効活用できる。

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