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ATOUN/パワードウェアで物流作業の疲労度6割減少

2021年02月17日/IT・機器

ATOUN(アトウン)は2月17日、鈴与の協力を得て実施した腰と腕をアシストするパワードウェア「ATOUN MODEL Y + kote」の作業現場における実証実験の結果を公表した。

<筋電位測定の様子>
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<筋電位測定の結果>
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実証実験では、腕の筋肉にかかる負荷を筋電位の数値によって計測。また、作業者の疲労度はスポーツ界などでも用いられている疲労感VAS検査によって「ATOUN MODEL Y + kote」の着用時と非着用時の比較により算出した。

その結果、「ATOUN MODEL Y + kote」の着用時に腰の筋肉である腰方形筋で最大23%、脊柱起立筋で21%の負担減少を確認。腕の筋肉である上腕二頭筋では65%の負担減少が見られた。

<疲労感VAS検査の結果>
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また、疲労感VAS検査では規定の作業をこなした直後に被験者が疲労の実感値を用紙に記入。「ATOUN MODEL Y + kote」の着用時と非着用時で結果を比較した結果、3人の作業者それぞれについて66%、64%、64%の疲労度減少が確認された。

「ATOUN MODEL Y + kote」は、腰(最大アシスト力10kgf)と腕(12kgf)の動作をアシストする製品。1月の発売を前に、鈴与の物流センターで2020年秋から実証実験を実施し、製品の最終確認と実現場での使用によるデータを取得していた。

今回の実証実験に参加した鈴与 甲信支店の作業員は「(ATOUN MODEL Y + koteを)つけたときは腕が非常に楽だった。あるのと無いのとで作業後の疲労感が全然違った」とコメントしている。

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