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キャセイパシフィック/新型コロナワクチン輸送1500万回分

2021年04月19日/3PL・物流企業

キャセイパシフィック・カーゴは4月19日、1500万回分を超える新型コロナウイルスワクチンを世界各地に輸送し、記録的偉業を達成したと発表した。

<ワクチン輸送の様子>
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この数字には地元香港をはじめ、メキシコやマレーシア、インドネシアなどに運ばれたワクチンが含まれている。

キャセイパシフィックの貨物マーケット&プロダクト部門統括責任者であるジョン・チェンは、「4月13日にフォサンファーマ/ビオンテック製ワクチンが香港に到着し、1500万回分の投与量の輸送記録を樹立した。また今週中に、北京からシノヴァック製とカンシノ製ワクチンを2回に分けてメキシコへ輸送する予定。これら一連のワクチン輸送に際しては温度や位置、湿度などの情報をリアルタイムで監視できる新たな追跡システム『ウルトラ・トラック』を採用している」と述べている。

キャセイパシフィック・カーゴではこれまでに5種類の異なるワクチンの輸送を手がけてきた。貨物プロダクトマネージャーであるアレックス・リョンは、「この数か月間に、アストラゼネカ製、フォサンファーマ/ビオンテック製、カンシノ製、コヴァクシン製、シノヴァック製といった複数のワクチン輸送に携わっているが、その取扱いは製品により異なり、マイナス70°Cから2~8°Cまでの保管温度が求められる」と話した。

トム・オーエン貨物取締役は、「繊細なワクチンの輸送に必要な専門知識を備え、ワクチンを完璧な状態で着実に目的地へ届けることに尽力している世界各地のスタッフにとても感謝している。世界が新型コロナウイルスとの闘いを続ける中、私どもは切望されているワクチンの輸送分野で与えられた役割を今後も着実に果たしていくための態勢を整えている。私どもが提供しているワクチン・ソリューションは貨物専用便と旅客便による広範なグルーバルネットワークを通じて、世界各地へ素早く効率的にワクチンを送り届けるのに最適であると確信している」と述べている。

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