郵船ロジスティクスは1月15日、キャセイパシフィック航空とSAF利用を推進する「Corporate SAF Programme」の契約を締結し、2024年1月から参画したと発表した。
SAFは、廃油や植物などを原料にした持続可能な代替航空燃料。石油由来のジェット燃料と比べてCO2の実質排出量を削減できる。
キャセイは持続可能な航空輸送の実現を目指し、アジア初の取り組みとして2022年に「Corporate SAF Programme」を開始した。
SAFの利用を促進することで、航空機から排出される温室効果ガス(GHG)を削減でき、キャセイは2050年までにネット・ゼロエミッション化を達成するため、2030年までに燃料消費量の10%をSAFでまかなうことを目指している。
同社はキャセイと連携し、SAFを利用した輸送サービス「Yusen Book-and-Claim」を通じて、更なるSAFの需要増加に応えるとともに、国際輸送におけるGHG排出量の削減と環境に配慮した輸送ニーズに応えていく考えだ。