ナビタイムジャパンは4月26日、法人向け地図・ルート検索API「NAVITIME API」で、車ルート検索用の「多地点巡回ルート検索」機能を提供開始した。
<到着時間などを指定し、最大150地点を巡回する最適なルート検索が可能>
「NAVITIME API」は、複数移動手段を組み合わせたルート検索のできるNAVITIMEをはじめ、ナビタイムジャパンが個人向けサービスで提供する地図表示やルート検索などの機能を API形式で、法人向けに提供するサービス。顧客の業務システムやWebサイト、スマートフォン向けアプリなどに簡単に組み込むことが可能だ。
「多地点巡回ルート検索」は、多数の地点に様々な条件を付与した、複雑な巡回ルート検索に特化したAPIで、最大で150地点を経由地として設定でき、それらを効率よく巡回するルートを検索できる。また、すべての地点への到着希望時間や、滞在時間、横づけなどの詳細条件を設定可能。
多数の地点に様々な条件を付与したルート検索は、計算量が多く処理に時間を要する場合がある。このAPIでは、リクエストをルート検索の要求と、結果取得の2つに分けて非同期で処理することで、多地点かつ情報量の多いルート検索でもタイムアウトせずに処理できるようになった。
物流量の増加やドライバー不足により、最適で迅速な配車計画や配送の効率化が求められる中、配達時間を考慮したより正確な巡回ルート計算を行うことで、配送計画策定にかかる時間の削減、ドライバーの移動時間の最適化による労働時間の改善、人手不足の解消など、顧客の業務効率化・最適化に貢献していくとしている。