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C&FロジHD/3月期の売上高0.2%減、営業利益8.9%増

2021年05月10日/決算

C&Fロジホールディングが5月10日に発表した2021年3月期決算によると、売上高1104億4900万円(前年同期比0.2%減)、営業利益52億9100万円(8.9%増)、経常利益56億7500万円(12.9%増)、親会社に帰属する当期純利益36億7800万円(7.2%増)となった。

TC事業(通過型センター事業)では、コロナ禍による中食・内食シフトで食品スーパーや小売店向けチルド食品の物量が堅調だった一方、外出機会の減少やインバウンドの大幅減、テレワークの浸透で都心エリアのコンビニエンスストア関連の物量が大きく減少し、売上高は716億1900万円(1.5%減)となった。

営業利益は、自社車両を使った配送比率の引き上げによる配送効率化の推進や、原油取引価格の下落に伴う燃料費の減少があったものの、取り扱い物量の減少や従業員の処遇改善に伴う労務コストの増加等によって40億5600万円(11.6%減)となった。

DC事業(保管在庫型物流事業)では、コロナ禍の影響で外食向けの業務用冷凍食品の物量が減少したものの、食品スーパーや小売店向けの家庭用冷凍食品の物量が例年を大きく上回り、売上高は370億600万円(2.5%増)となった。

営業利益は、労務コンプライアンスの推進に伴う外注費と労務費の増加はあったものの、倉庫荷役の適切な管理により労働生産性が向上したことや、海外事業の収益拡大、原油取引価格の下落に伴う燃料費と動力費の減少等により、51億7000万円(21.1%増)となった。

次期は、売上高1120億円(1.4%増)、営業利益53億円(0.2%増)、経常利益56億円(1.3%減)、親会社に帰属する当期純利益36億円(2.1%減)を見込んでいる。

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