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フェデックス/インドへ救援物資輸送。チャーター便2機無償提供

2021年05月24日/国際

フェデックス コーポレーションの子会社フェデックス エクスプレスは5月17日、救援物資を積んだチャーター便の第2便がインドに到着したことを発表した。

<5月15日、インド・ニューデリーへ空輸に向け、フェデックスのチャーター機へ積み込まれる酸素濃縮器やマスクなどの救援物資>
- フェデックス/インドへ救援物資輸送。チャーター便2機無償提供

これは、新型コロナウイルスの感染急拡大に見舞われているインドの支援に向け、フェデックスが継続的に取り組んでいる救援活動の一環。

5月16日にインドのニューデリーに到着したフェデックス ボーイング 777Fチャーター機からは、780台を超える酸素濃縮器、180万枚超のKN95 マスクと医薬品が積み下ろされた。これらの救援物資は、慈善団体であるダイレクト・リリーフが手配したもので、インド各地の医療機関に届けられる。

これに先立つ5月9日にも、救援物資輸送をするダイレクト・リリーフに対し、フェデックスが無償提供したチャーター便の第1便がインドに到着しており、ムンバイに3400台を超える酸素濃縮器やコンバーター、約26万5000枚のKN95マスクを届けた。いずれのチャーター機も、米国ニュージャージー州のニューアーク・リバティー国際空港からインドへ向かった。

アジア太平洋・中東・アフリカ地域のカワール・プリット社長は「我々の業界がこれほど必要とされたことは、これまでにありません。インドが危機的状況に直面する中、我々は従業員や彼らが生活する地域社会が、可能な限りの救援を確実に受けられるように支援する重大な目的のため、今回のような局面では世界を前進させることに全力で臨んでいます。我々が持つリソースや広範囲の輸送ネットワークを最大限に活用して、救援物資の輸送をバックアップし、ウイルスと闘う地域社会を支援できることに非常に感謝しています」とコメント。

なお、フェデックスは現在、米国とインド間の戦略的パートナーシップフォーラム、その他の多国籍企業との取り組みを通じ、2万5000台を超える酸素濃縮器やコンバーターの輸送を支援している。フェデックスは今後も、顧客やダイレクト・リリーフをはじめとする慈善団体と協力して、医療サービスが十分に受けられず弱い立場にあるインドの国民や地域社会へ生命を救う医療用品を輸送する予定だ。

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